営業職ってこんなにある!未経験でもわかる営業の種類と違いとは?

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「営業の仕事に興味はあるけど、どんな種類があるのか分からない…」そんな風に感じている人も多いかもしれません。特に転職を考えている方の中には、「未経験でも大丈夫?」「自分に向いている営業スタイルって何?」と、漠然とした不安を抱えている方もいるのではないでしょうか。

営業職は、どの企業にも必要不可欠な存在です。商品の魅力を伝え、サービスを広め、顧客の課題を解決する。そんな営業の現場では、実はさまざまなスタイルやアプローチが存在しています。

この記事では、「企業のかたち」「お客様との関わり方」「扱う商品」「営業の手法」といった角度から、営業職の種類と特徴をまるっと解説します。「営業って意外と面白そうかも」と思ってもらえるかもしれません。気になる営業の世界、ぜひ最後まで読んでみてください。

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企業の特徴で変わる!営業のスタイル3選

企業のかたちが違えば、営業の役割も少しずつ変わってきます。ここでは、どんな企業に所属するかによって求められる営業スタイルがどう異なるのかを見ていきましょう。

自社の商品に誇りを持って売る「メーカー営業」

メーカー営業とは、自社で開発した製品やサービスを直接提案するスタイルです。たとえば、家電メーカーであれば自社のエアコンや冷蔵庫を、IT企業であれば自社開発のアプリやシステムを紹介していきます。

自社開発の強みを活かせる反面、商品の仕組みや特徴を深く理解しておく必要があるため、技術的な知識が求められる場面も。製品に対して誇りを持てる点が、メーカー営業の魅力でもあります。

他社の商品を提案する「代理店営業」

代理店営業は、別の会社がつくった商品やサービスを代理として販売するスタイル。たとえば、大手通信会社のプランを取り扱う販売店のスタッフがこれに当たります。

大事なのは、自分の会社だけでなく、取扱先企業の信頼も背負っているという意識です。そのため、礼儀やマナーがとても重視されるポジションでもあります。

商品ラインナップが豊富な「商社営業」

商社営業は、国内外のさまざまな商品を取り扱い、必要なモノを企業に届ける架け橋のような存在。電化製品から食品、産業機械まで幅広く扱うため、商品知識の幅広さや柔軟な対応力が求められます。

「幅広いジャンルのビジネスに関わりたい」「情報収集が得意」という方に向いている営業スタイルです。

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展開スタイルで分かれる!“攻め”と“守り”の営業

営業の仕事は、企業の方針や営業チームの役割によって、進め方にも大きな違いがあります。なかでも重要なのが、「どうやってお客様に出会うか」「どんな関係を築いていくのか」という“営業展開”のスタイル。新規を攻める営業と、既存を守る営業、それぞれの特徴を見ていきましょう。

新しいお客様と出会う「新規開拓営業」

まだ自社の商品やサービスを知らない企業や個人にアプローチするのが、新規開拓営業です。営業といえばこのスタイルをイメージする人が多いかもしれません。

もちろん、断られることも多い世界ですが、その分契約が決まったときの達成感はひとしお。「自分の力で市場を切り拓いていきたい」そんな人にはピッタリです。

既存顧客を大切に育てる「ルート営業」

すでに取引のあるお客様を訪問し、関係を深めながらニーズに応えていくのがルート営業の役割です。「あの担当者がいるからこの会社にお願いしよう」と思ってもらえるような信頼関係が、なにより大切になります。

相手の課題をいち早くキャッチし、先回りして提案できる力が活きる仕事です。

興味を持ったお客様に提案する「反響営業」

反響営業は、自社にお問い合わせをいただいたお客様に提案を行うスタイル。たとえば、資料請求や見積もり依頼をしてくれた方に対して、具体的なサービスや商品を紹介します。

すでに興味を持ってくれている方が相手なので、話の入り口がスムーズ。ただし、お客様の期待に沿う提案力やヒアリング力は欠かせません。

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お客様の属性で変わる営業の違い

営業職には「誰に向けて提案を行うか」によっても、仕事内容やアプローチの仕方が大きく変わります。企業なのか、それとも個人なのか…。対象となるお客様の属性にあわせて、必要とされるスキルや関わり方にも違いがあるんです。

経営の中枢を支える「法人営業」

法人営業は、企業の課題解決をお手伝いする営業です。経営者や部長など、意思決定に関わる人が相手になることが多く、ビジネスマナーや論理的な提案が求められます。

成果が出た時には、会社全体の役に立てたという実感も得られる、スケールの大きい仕事です。

日常に寄り添う「個人営業」

個人営業は、保険や住宅リフォームなど、一般のご家庭や個人のお客様に向けた営業です。顔の見える相手との信頼構築が大切で、丁寧な対応が求められます。

相手が抱える不安やニーズを丁寧に聞き取り、「この人に任せたい」と思ってもらえる関係性づくりがポイントです。

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商品の性質で営業のやり方が変わる

営業で取り扱う“商品そのものの性質”も、営業スタイルに大きな影響を与えるポイントのひとつです。モノとして存在する商品と、サービスのように形がない商品では、提案の仕方や必要なスキルも変わってきます。

実物のあるモノを売る「有形商材営業」

モノを売る営業、たとえば家電や家具、自動車などを扱うのが有形商材営業。商品が目に見えるので、お客様もイメージしやすく説明も比較的しやすいというメリットがあります。

その反面、価格競争になりやすかったり、顧客層が限られてしまう点も意識しておきましょう。

見えない価値を提案する「無形商材営業」

無形商材営業は、たとえばソフトウェアや保険、コンサルティングサービスなど、“カタチがないモノ”を売る営業です。

目に見えない価値を伝えるためには、高度な説明力や信頼構築力が必要です。お客様の課題や未来のビジョンまで見据えて提案できる力が活かされます。

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働くスタイルで選ぶ!社外派?社内派?

営業の仕事は「どこで、どのように働くか」でもそのスタイルに違いが出てきます。外に出て人と直接会うタイプもあれば、オフィスにいながら効率的に営業活動を行うスタイルも。次のトピックでは、働き方の違いに注目し、自分に合った営業スタイルを探るヒントを紹介します。

フットワーク軽く動く「外勤営業」

会社を飛び出して、実際にお客様と顔を合わせながら提案を進めるのが外勤営業。訪問スタイルだからこそ、対面での信頼関係が築きやすく、自分の人柄も武器になります。

自由度が高い一方で、時間管理やスケジューリングのセルフコントロールも大切なスキルになります。

オフィスで戦う「内勤営業」

内勤営業は、社内にいながら電話やメール、オンライン商談などで営業活動を行うスタイル。最近ではインサイドセールスとも呼ばれ、在宅勤務にも対応しやすい働き方として注目されています。

会話力はもちろん、相手の立場を想像する力や効率的な段取り力が求められます。

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出会い方にも違いがある!顧客開拓のスタイル

営業の仕事は、「どうやってお客様に出会うか?」によっても分かれます。

たとえば、飛び込み営業では、まだ接点のないお客様のもとを訪ねてニーズを掘り起こしていくスタイル。ときには怒られることもありますが、その分トーク力やタフさが磨かれる場面でもあります。

一方で電話営業は、移動せずに多くのお客様へ短時間でアプローチできる効率的な方法です。しかし、相手の顔が見えないからこそ、信頼感を与える声のトーンや言葉選び、伝え方がとても重要になります。

さらに、最近主流になりつつあるのが「インバウンド営業」です。これはお客様からの問い合わせや資料請求に対して営業を行うスタイルで、いわば“受け身の新規営業”。ニーズが顕在化している相手とのやりとりになるため、スムーズに話が進みやすいというメリットがあります。

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まとめ

ひとくちに「営業職」といっても、その種類やスタイルは想像以上に多種多様です。自社製品を提案するメーカー営業から、幅広い商品を扱う商社営業、対面で熱意を伝える外勤営業、社内で戦うインサイドセールスまで──その働き方や活躍のステージは無限に広がっています。

大切なのは、「自分にはどんなスタイルが合っているのか?」を知ることです。人と話すのが好きな方、論理的な提案が得意な方、数字で評価される仕事がしたい方、それぞれに合ったフィールドがあります。

転職活動中のあなたにとって、新しい可能性に出会うきっかけとなれば幸いです。ぜひ今回の記事をヒントに、「自分らしく活躍できる営業スタイル」を探してみてくださいね。

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